「私の西遊記」も四半世紀かかって、ようやくアジアの西の果て、トルコまで来た。
13日間のツアー旅行だったが、アジアとヨーロッパの境目にある国を感慨深く見ることができた。
日本とはアジアの対極にある国でありながら、なぜかとても親しみ深く、とても楽しい国であった。
オリエント時代、ビザンチン時代、イスラーム時代、そして近世、現代、と時代が変わるにつれ、様々な文化が入り、混ざり、多種多様な顔を見せてくれ、そして風景もまた、乾いた岩の土地、広々とした草原、高山の森林地帯、そして海岸と、様々な景色を見せてくれる。
そんな多様性がトルコのもっとも顕著な特徴であり、見所でもある。
古くて新しいこの国をシルクロード最後の旅で見られて、よかったな、と思う。